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12月3日・国際障害者デーに寄せて
本日12月3日は、国連が定めた「国際障害者デー」です。
この日は、単なる記念日ではありません。人類社会がどの方向へ進むべきか、その“理念の座標軸”を静かに、しかし力強く示す日です。
国際社会が掲げるテーマは、
“誰一人取り残さない(Leave No One Behind)”
という普遍的価値。これはSDGsの根幹であり、同時に、亀右衛門が創業以来追求してきた使命そのものでもあります。
障がいは「個人の問題」ではなく、社会が果たすべき責任の鏡像です。
イギリスでの長い年月の中で、私は“福祉の成熟度は、その国の文化の成熟度に比例する”という事実を幾度も目にしました。
困難を抱える方が尊厳を保ち、自分らしく生きられる社会こそ、本当の意味で豊かな社会と言えます。
亀右衛門は、障がいのある方々が地域の中で安心して暮らし続けられるよう、専門性と人間性の両面から支援を届けています。
私たちの仕事は、「支援を提供すること」ではなく、
“その人の人生が持つ可能性を開花させるための橋を架けること”です。
介護・福祉の現場は、時に金融の世界よりも複雑で、より人間的な判断を必要とします。
そこには、効率や数値では測れない“未来への投資”が存在します。
そして、この投資のリターンは、社会全体の幸福度という形で必ず戻ってくると私は確信しています。
国際障害者デーにあたり、あらためて宣言します。
私たち亀右衛門は、すべての人が「地域で生きる権利」を保障される社会を、
実践を通じて創り続けます。
皆さまの温かいご理解とご支援を賜りながら、これからも地域の安心と幸せを未来へ届けてまいります。
株式会社亀右衛門
代表取締役社長 福嶋俊造


